🌈未来の風🌈6月発行209号より

沖縄地方はいち早く夏の到来ですね☀ 

今月発行の「未来の風」より弊社代表の佐藤のメッセージを掲載いたします。

~令和5年6月発行 第209号~

皆さん!大丈夫ですか?

世界中が気候変動の影響を受け、地球の怒りに晒されています。私達人類の驕りからくる行動のつけが回ってきています。子どもたちの将来が心配です。私たち大人は今、何をすればいいのでしょうか?

周りを見渡すと気候の変化だけでなく、何か変?テレビから笑いを買い、大人も子どももゲームの世界で時間を潰し、人との関わりを嫌い、ぼっちキャンプ、ぼっちレストランなどがクローズアップされています。大人も子どももコミュニケーション能力が低下し、そこからくる数々の問題が生じています。また、最近はAIが人を上回る能力を持ち、夏休みの宿題までこなし、東京都などでは「宿題は自分で考えてくださーい」なんて、今になって慌てています。何か全てがチグハグですね。

 

ところで今、現実の話として園が困っていることは、一番に少子化です。出生数は去年77万人。数年前の70%です。今の政策は根本的に土台を変えない限り、人口は減少し続けていくと言われています。2040年には1,100万人の人手が足りなくなり、現在の女性就労の64%をもっと上げる為に、非常勤者の年間130万円の収入の壁を取り払う案や、保険適用する案などがとりざたされています。また、定員割れは保育士が足りないから預かれないという、矛盾した現実に園側はきりきり舞いしています。

 

私の研修のテーマに【 選ばれる園を目指して 】を20数年前より掲げ、先生方に投げかけてきたことが正に今、現実となりました。自分の園を存続させる為には今、園の勤務されている大切な人材を育て、我が園を選んで下さった保護者に感謝し、ともに子育てを語り合い、そして子ども主体の保育、カラフルな遊びとカリキュラムの展開など、今、目の前にある環境を凝視、分析し、現場の誰彼なしに一緒に生き抜くことを共有する事ではないでしょうか?

 

 

佐藤 節子