🌈未来の風より🌈~選ばれる園を目指して~

今月発行の「未来の風」より弊社代表:佐藤のメッセージを掲載いたします

~5月発行220号~

どこに出かけてもたくさんの花たちが誇らしく咲き乱れ、四季のある日本を楽しむことができます。

温暖化で二季節がささやかれていますが、美しい春夏秋冬をいつまでも堪能したいものです。

 

さて、長い間皆さまが受講されてきた園内研修のテーマ、

【選ばれる園をめざして!】も25年前後叫び続け、まさに今、そのテーマが現実となり、どの園でも少子化、特に0才児の入園希望が激減し、定員変更やこども園へと移行されています。

また、保育士不足も要因のひとつです。ライセンスがあるのに他の業種に就職する方も多いと聞いていますが、嘆いてばかりいられません。

いよいよ保護者が園を選択する時代となりました。窓口を清潔にし、楽しそうに夢をもって働く明るい職員や、元気な子ども達の様子をぜひ見学者に見て頂きましょう。見学者はネットからの質問事項を手にして園をチェックします。

しかしです!

肝心なのは何でしょう?一番は何といっても今在籍されている方々の口コミではないでしょうか?満足度が高い方は下の子を産んでも大丈夫と思い、第二子、第三子もその園を希望します。

日ごろの保育を保護者は我が子を通してしっかり見ているということになります。

私の研修で常にその話をさせて頂いていますが、子どもが親に報告できる子ども主体の保育!先生が保護者から信頼される為の職員研修、保育や教育の斬新さなどが大切ではないでしょうか?

私事ですが、未来っ子センターを設立し、28年を迎えました。初めは無認可からスタートし自分の給料の大半をそこにつぎ込み、園児の集客もままなりませんでした。収入より支払いが上回り、当時の職員の給料やボーナスも市場の半分でした。

そこに富士登山やたくさんの保護者を巻き込んだ行事を取り入れ、何とか乗り越えられました。設立から5年を過ぎた頃からセンターの名が広がり、ここ20年は増員を重ね、いよいよ入園テストを行うまでになりました。

そこには経営よりも園児の獲得に向け、《何が自分の園には足りないか》を常にスタッフと共に考えてきました。…少しでもこの話が参考になれば幸いです。

100以上ある未来舎の顧問先がみんなで生き残って欲しいと願いながら、毎日皆さまのもとで園内研修させて頂いていますが、年々その数が増え、土日さえ日程が入るまでになりました。

これはこれからの日本の人口減少や未婚による絶対増えないであろう園児減少を見込み、皆さんが何とか生き残りたいと努力なさっての状況かと察することができます。

どうか頑張って互いに知恵を出し合い乗り切りましょう。ほんの微力ではありますが、長い間保育界へ出入りさせていただいている私のデータと先を読む勘をご利用下さい。

佐藤 節子